本日は仕事の後、夜中に、初詣に行って来ました。
(なんて遅い初詣でしょう。)
加治木の精矛(くわしほこ)神社という神社です。
加治木で教室を開いていた約3年間大変お世話になった神社です。
初詣に行きたいなとは思いつつも時間がなかなかとれず、
もぞもぞとした思いを抱えていたのですが、
夜中であろうが、行くのは今日しかない!、となぜか思い立ち、
高速を飛ばして、詣でて来ました。
小さな神社ですので、周囲に明かりはほとんどなく、
神殿の中だけが電灯でぼんやりと光っています。
(人気の無い暗闇を進んでいくのは最初は少し怖かったです)
神殿に辿り着き、ガラガラと鈴を鳴らして、
二礼二拍手一礼を致しました。
頭を下げていると、左の方の林から、がさがさと気配を感じました。
社務所の方が、「こんな夜中に誰だ?」と思って、
様子を見に来られたのかな?と一瞬ドキッとしたのですが、
かまわず頭を下げ続けました。
頭の中に、生徒のみなさんや、家族や友人や、
大切な方たちの笑顔が浮かんで参りました。
ひとつひとつの方達が光に包まれていくようなイメージがありました。
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実は今日、去年卒業していった生徒さんから大変嬉しいメールをもらいました。
(プライベートなことなので、具体的な表現は控えます。)
彼には、とても強く具体的な夢があり、その実現に向けて
頑張っていたのですが、その入り口への挑戦に、昨年は一歩及ばず、
大変苦い思いをしました。
彼はその後、現状で考えうるあらゆる選択肢を考え、悩み、決断し、
ひとつの進路を選びました。
それは、彼の一番の夢につながる進路ではなく、
色んなことを考慮して、最もベターと考えられる進路でした。
でも、彼の中には、未だあきらめきれない夢への強い思いがありました。
この一年、様々な思いが去来し、葛藤もあったことでしょう。
そして、彼は今年、再度大きなチャレンジをして、
かなりの難関を突破し、夢への切符を掴んだのです!
そして、それは、昨年彼がくぐろうとチャレンジした入り口よりもさらに、
彼の夢へとダイレクトにつながる入り口だったのです。
難関を突破し、念願を叶えた彼の信念の強さに私は感動しました。
1年前、彼と私とでノートに色々な選択肢を書き出しながら、
進路を見出そうとしていた時にも、
普段は穏やかな彼の中に秘された、
激しい炎を感じていたことを思い出しました。
「信念の勝利」
再起をする、ということは大変なエネルギーが必要です。
しかし、落ち込んだり悩んだりしている時にこそ、
自分の内側に眠る、本当の思いを再認識するチャンスでもあります。
そのような中で蓄えられたエネルギーは、
更なる難関を突破するための力になると思います。
そして、そのようにして切り開いた道は、
かつて自分が進もうとしていた道よりも、
もっと素晴らしいものであるかもしれません。
もちろん、かつての自分が、その時、全力を尽くして、
道を開こうと努力したからこそ、
その素晴らしい結果も得られるのだろうと思います。
受験生の皆さんをはじめ、今が本当に踏ん張り時の生徒さんも
いると思います。
あるいは、踏ん張るのではなく、一度、身をゆるめることが
必要な生徒さんもいるかもしれません。
でも、どちらにしても、今のみなさんにとって、
そしてこれからのみなさんにとって、
とても大切な「チャレンジ」なのだと思います。
大変なことではありますが、
「踏ん張る」ことも、「ゆるめる」ことも、
自分の信念を確かめ、実現していく上で、
きっと大切な糧になると思います。
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神殿から去ろうとして、ふと先ほど気配がした林の方に
目をやったのですが、社務所もなく真っ暗で
(下のほうにある社務所自体も真っ暗でした)
もしかして、神様??なんて思ったりしました。
神様は、案外、徒歩でやってくるのでしょうか。
受験生のみなさん、
遠くでも、近くでも、たくさんの人たちが見守っています。
力を送ってくれています。大丈夫です。
最後の最後の最後まで、ベストを尽くすだけです。
私も、皆さんに学んで、今年、さらに成長していきたいと思います。
よろしくお願いします!