ユダヤ人の方達は、天才的な方が多い印象を受けますが、これは一体なぜなのでしょうか?
ある方に貸して頂いた本の中に、次のような興味深いお話が載っていました。
ユダヤ人のお母さんは、子どもが生まれるとまず、その子をじーっと観察するんだそうです。
では一体その子の何を一生懸命に観察しているのかというと…、
それは「その子が他の子とは違うところはどこか」ということなんだそうです。
ユダヤ人のお母さんは、自分の子が他の子とは違うところを徹底的に探します。
そして、他の子と違うところを見抜いたら、そこを徹底的に伸ばすんだそうです。
それも「長期的な計画」を立てて。
こうして、ある才能の突出した天才が次々に育っていくんだそうです。
一方日本では、他の子と違うところが見つかったら、なるべく同じようにしようとするのが、一般的な風潮ではないかなと思います。
ですが、それが悪いものであるとは私は思いません。
日本もこれまでたくさんの優秀な人材を輩出してきた国ですし、日本のお母さんの教育にもまた独自の良さがあると私は思っています。
特に日本の教育の良さは「他者の良い所はどんどん取り入れて、独自の優れたものを生み出す能力」を育むところにあると思います。
その証拠と言ってはなんですが、おそらく今、上に書いたユダヤ人のお母さんの教育法を読んだ皆さんの中にも、
「ユダヤ人のお母さんってすごいな~。うちの子をそんな風に育てられたら良かったな~。(あるいは、自分もそんな風に育ててほしかったな~)」と素直に思った方が多かったのではないかと思います。
他者の良いところは素直に取り入れよう、違う所は同じに近づけようとする、日本人独自の懐の広さがここにあります。
さらに日本人は、ただ模倣するだけではありません。
取り入れたものから良い部分を抽出して、独自の優れたものを生み出すことができます。
例えば、中国から漢字を取り入れて、ひらがな、カタカナを生み出したのも、そのひとつですね。
ですから、漢字と同じように、ユダヤ人のお母さんの教育法の良いところを取り入れて、日本独自の教育をさらに高めることができたらいいなあと思います。

この子が他の子と違っているところはどこだろう…??