あれもほしい、これもほしいと思う。
あれもしたい、これもしたいと思う。
でも、何から手をつけてよいか分からないし、
何も手放すことができない。
気持ちばかりが焦るけれど、前にはちっとも進めない。
そんな時は、頭ではなく、自分の深いところにある願いに耳を傾けること。
自分の深いところにありながら、その存在を知っていながら、後回しにしてきた、真の願いに正直になること。
真の願いに正直になるには、きっと勇気が必要だし、痛みも伴うかもしれません。
でも、頭の表層にある願いや、義務感や、束の間の安楽ばかりに気を取られ、深い所にある真の願いから目を背け続けていると、心と身体に不調をきたします。
深いところにある真の願いを裏切って生きていくと、きっと心と身体が、そうじゃないよ、と必死でサインを送るんでしょうね。
真の願いに正直になって、色々なことにけじめをつけ、えいっと一歩を踏み出した時、道は開けるように思います。
真の願いに正直になることは、様々なものに別れを告げなければならない苦しさもあるでしょう。
しかし決して、人生に嵐をもたらすものではなく、きっと静かで穏やかな未来への希望と、確固たる信念をもたらすものではないかと、そう思うのです。