模試の成績が返却される時期に、生徒のみなさんに、このようなことを伝えることがあります。
「良くても、悪くても、いつも自分から成績表を見せてくれる生徒さんは、最終的には必ず志望校に合格しているよ」と。
自分の良いところだけでなく、足りないところも開示するには、勇気が必要です。
でも、恥ずかしいから、不甲斐ないからといって、自分一人でその結果を抱えていると、良い部分からも目を背けてしまったり、悪い部分の重さで不必要に気分を暗くしてしまったりすることもあります。
逆に勇気を出して、その結果を信頼できる誰かと共に客観的に見つめることで、視野が広がり、視界がクリアになることもあります。
自分が大切にしていること、温めたいことを「秘する」ことも大事ですが、時には、勇気を出して自分を開示し、信頼できる人と共に客観的に見つめることで、目標に向かって大きく前進できることもあるのではないかと思います。
