遠い日の歌(ブリリアンスCM公開)

学習サロン「ブリリアンス」の30秒CMをYoutubeにて公開しました!

BGMは、僕の高校時代からの親友であり、鹿児島を代表するクラシックギタリスト濱田貴志君に演奏してもらっています。

一ヶ月程前 彼に、「映像授業の前後につける音楽を作曲してくれないか?」と打診したのですが、「簡単に答えられることではないので、少し考える時間をくれ」との返事が。

ところが、気長に待とうと思っていた矢先、その翌日にはもう、彼は楽曲を仕上げてくれたのでした。

彼からのメールにはひと言、「俺にはこの曲しかできないっす」という言葉と、楽曲の音源URLのみ。

どんな曲だろうと思って、URLを開いた所、そこには懐かしい曲のタイトルが書かれていました。

「遠い日の歌」

私が高校2年生の時に、人生で初めて、作詞・作曲した曲でした。
私の内に込み上げてくるものがありました。

高2の夏、濱田君、そしてある友人2人と僕は、バンドを結成しました。
そして、ほとんど何も練習していないのに、バンドの大会に出ようと。
しかも、オリジナル曲で行こうと(笑)
技術も何もなく、勢いだけがそこにありました。

そこで、私が作ったのが、この「遠い日の歌」という曲でした。

作曲法も何も知らない私が、青春のほとばしりで作ったこの曲、たった3コードで演奏できるんです。
しかしながら、サビの部分はずっと高音が続き、息継ぎをするのも非常に難しい。
まあ、はちゃめちゃな曲だったんです。

当時は濱田君がボーカルで、私はギターだったのですが、濱田君には大きな負担をかけてしまったんだなと、後でしみじみ思うものでした。
(彼は昔から非常に歌が上手かったので、彼なら歌いこなしてくれるだろうという安易な気持ちもあったのです…)

そして、人生初のバンド大会。

結果は残念ながら、技術のある他の高校のバンドが優勝し、僕たちは敗北してしまいましたが、その時の審査員の方からは非常に熱いメッセージを頂きました。

「君たちは荒削りだけど、すごく可能性を感じるんだよねえ。僕は好きだよ。」

勢いだけで出場して、演奏も何もかもダメダメだったけれど、思いの熱さだけは届けることができて、少し救われたような気がしました。

それから18年、大学の時にクラシックギターの道に進んだ彼と、映像の道から教育の道に進んでいった私。

18年の時を経て、この曲がこんな形で蘇るとは思っていませんでした。

彼の演奏する映像を見ていて、涙が出そうになりました。

フォルクローレ(南米の民族音楽)のようなアグレッシブさ、大事な所でハーモニクスを効かせる心憎いアレンジに、18年の間に、彼がどれだけの技術を身につけてきたかが、肌身に染みました。

そして、彼の熱い友情に胸が震えました。

「よし、この曲をBGMにして、ブリリアンスのCMを作ろう!」と、その時心に決めたのでした。

この高校生の時に作った「遠い日の歌」、振り返って歌詞を眺めていると、自分の人生のテーマソングでもあるなあとしみじみ思います。

サビの部分は

「さよなら 友達よ 恋人よ 過去よ 未来よ ありがとう
僕は幾千もの今を越えて そこへ辿り着くよ

長い旅路の間に一体何が待ち受けてるのだろう
どんな人と出会い 別れ そして 何に気づくだろう」

というような歌詞なのですが、高校の時から自分はあんまり変わっていないなあと痛感しました。

たくさんの出会いと別れに支えられて、今の僕に辿り着くことができ、今のブリリアンスに辿り着くことができました。

濱田君を始めとする、私の人生にとって大切な、かけがえのない方々に、心からありがとうを言いたいです。

そして、これからも旅は続きます。

生徒の皆さんも、長い旅路の中で、たくさんの人と出会い、別れ、何かに気づき、きっと自分の辿り着くべき場所へ、辿り着いていくでしょう。

「遠い日の歌」は実は、高校生だった私から、今の私へ贈られた応援歌だったということ、そして実は、この「ブリリアンス」の応援歌でもあったのだと、今回はっと気づかされたのでした。

時の神様は、粋なことをしますね。