「あの時ああしていれば・・・」とか、「遠回りばかりしてるんじゃないか・・・」と思うこともあるけれど、
もしかしたら実は、自分がこれまで歩んできた道、そして、今歩んでいる道は、自分が「本当に」成し得たいことを成すための、
最短ルートなのかもしれません。
人生の中で「スムーズに事が進まなかったこと」も、長い目で見れば、自分が本当に辿り着くべき場所へと、
何よりも「スムーズに」導いてくれた大きな要素であったかもしれないのです。
例えば、ノーベル賞受賞者の山中教授も、臨床医としては全然ダメで、研究者に転向したからこそ、
iPS細胞の開発に成功したといいます。
もし、臨床医としてスムーズに事が進んでいたら、今の彼は存在しません。
自分の頭が要求する「スムーズさ」と、自分の人生が要求する「スムーズさ」はきっと違うのでしょうね。
実は、自分の歩んできた道は、「本当に」成し得たいことを成すための、最短ルートであるのかもしれない、
そう思って、歩を進めていくと、また違った世界が見えてくるように思います。