やっている姿を感謝で見守って信頼せねば人は実らず
~山本五十六~
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これは、人を育てる時だけでなく、自分自身を育てる時にも大事なことのように思います。
「自分自身がやっている姿を感謝で見守り、信頼する」ことは、他者に対してそうすることよりも、実はずっと難しいかもしれません。
自分自身が何かをやれているのは、自分の意志や努力ももちろんありますが、外から与えられた「幸運」の要素も大きいものです。
そのことをやれるだけの健康を授かり、そのことをやれるだけの出会いを授かり、そのことをやれるだけの支援を授かって初めて、何か事を成せているのです。
そういう「幸運」が与えられ、今何かをやれている自分の姿を、(その歩みが速いか遅いか、成そうとしている事が大きいか小さいかは勘定に入れずに、)感謝の気持ちで見守り、信頼すること。
そうしていくと、人はその人の持っている「胆力」を十分に発揮して、「その人がその人として実っていく」ことができるように思います。
自分に対しても、他者に対しても、そうあれたら良いですね。