生徒が数学の問題を「思わぬ別解」で解いてくることがあります。ハッとさせられますし、私自身も勉強になることがあります。「その人ならではの別解」は周りにも力を与えますね。
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これは人生にも当てはまるような気がします。数学では、９０％ぐらいの人がこう解くと思われる標準的な解法（教科書・参考書に載っているもの）があります。一方、人生にも、標準的な生き方みたいなものもあるかもしれませんが、多くの場合、様々な局面で、その人ならでは生き方、すなわち、「その人ならではの別解」を探していかなければなりません。
そして、「その人ならではの別解」を探し出して、生きている人の姿と言うのは、周りに刺激と学びと勇気をもたらします。その人の生き方から学び、自分もその人と同じように、自分ならではの別解を探して進んでいこうと言う勇気がもらえるのですね。
理想を言えば、学び舎は、様々な生徒の、様々な数学の別解があふれ、それを分かち合って互いを豊かにできる場であるといいですし、この社会も、様々な人の、様々な人生の別解があふれ、それを分かち合って互いを豊かにできる場であるといいなあと思います。