
努力しても結果が出ないことは空回りではありません。その努力は別の形でいつか実を結びます。~志茂田景樹~
*** *** ***
一生懸命テストに向けて勉強をしたのに、思ったほど点数が取れなかったということは、割とよくあります。そういう時には、自分は頑張ってもダメなんじゃないかと思って、自信をなくしてしまいがちですよね。
でもその時に、その現実をどう受け止めるかで、未来は大きく変わってくると私は思います。
「今回はダメだったけど、次が同じようにダメとは限らないさ。ここであきらめないで、続けていこう」と思う人はGoodです。そうやって、失敗を繰り返した後に、大きく成功することができたら、それから先の人生では「自分は、失敗を繰り返していく中で、成功をつかんでいくタイプだ」という、経験則に基づく自信がついてくるでしょう。
また「今回は一生懸命頑張ったと思ったけど、実はこの勉強の仕方では点数は伸びないんじゃないか。次はやり方を少し変えてみよう。それが分かっただけでも、今回は収穫があった」と思える人もGoodです。失敗から必ず自分のプラスになる収穫を得ようとする姿勢が養われていくでしょう。一見マイナスに見える結果の中にプラスを見出す能力と言うのは、素晴らしい才能です。
努力してその瞬間に結果が出ないことは空回りではありません。努力をしなければ「失敗」すら得られません。「失敗」はマイナスではありません。「失敗」は財産です。その財産は未来のどこかで必ず、自分を支える大きな力となってくれます。