昨日は午前中に、4カ月ぶりに髪を切りに行ってきました。気分がものすごくスッキリしたのですが、それは単純に髪が短くなり、軽くなったことだけが理由ではないのでは、とふと思いました。
生きていれば様々な出来事が起こりますが、髪というのは、その出来事を通じて自分の中に湧き出でた「思い」を記憶していくんじゃないかと思うのです。(※実際、髪は薬物中毒の検査に使われたりもしますよね。髪を調べれば、過去に体内に吸収された物質や、吸収した時期が分かるといいます。)
悲しい出来事があれば、その悲しい思いの残滓(ざんし)が、嬉しい出来事があれば、その嬉しい思いの残滓が、髪に蓄積されていく。だから、失恋した時に髪を切ったりするのは、過去の思いの残りかすを捨てようとする本能の現れなのかもしれません。
私も今年に入ってからの4ヶ月間、本当に様々なことがありました。悲しいことも、嬉しいことも、たくさんありました。髪を切ることで、その思いの残滓を浄化することができたのではないかと思います。
髪を切った後、教室の近くを歩いていたら、とあるお家に、赤紫色のブーゲンビリアが咲き誇っていました。そのあふれる生命力の向こうに見える青い空が本当に清々しくてまぶしくて、それを眺めているだけでとても良い気持ちになりました。昨日は朝から夜が終わるまで、とても幸せな一日でした。そういう一日をもたらしてくれた、全ての方に感謝致します。