
知らないうちに、夜は涼しくなり、昨日は少し「秋のにおい」がしました。夏の終わりが近づいてるんですね。
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普段、生徒と会話をする時はやはり、「今日のテスト、手応えはどうだった?」とか「数学の問題集どこまでできた?」とか、学業の話題が多いように思います。
でも昨夜は、教室の外で迎えの車を待っている生徒と、自然と「季節の変化」について少し話ができて、いつもとは違う心の交流ができたような気がしました。
「最近涼しくなりましたよね」とか「夏はすべてがにぎわっている感じがして好きです」とか、そういうたわいもない、季節を評する言葉のやりとりも、実際に夜風の涼しさを感じながらだと、しみじみとした味わいがあるものです。
生徒の皆さんも日々の勉強に追われ、心が段々とせまくなってしまうことがあるでしょう。私も日々の仕事に追われ、心が窮屈になっている自分を感じることがあります。
でもきっと勉強や仕事をする最大の目的は「心を広くし、豊かにしていく」ことでしょうから、こういうしみじみとした季節の味わいを感じられ、そしてそれを分かち合える、心の余裕と時の余裕を、意識して持ち続けて行きたいなあと思いました。