今日は鹿児島県の公立高校入試の2日目が行われました。
鹿児島は朝から雨でしたが、お昼からは光が差して来ましたね。
ブリリアンスの生徒のみなさんも、それぞれの高校で力を尽くしてきたことと思います。
公立高校入試と同時に、今週は国公立大学の前期試験の合格発表が行われています。
塾講師をして13年になりますが、この時期に心から嬉しかったことは一度もありません。
関わった教え子達が多くなればなるほど、その全員が一人残らず第1志望に合格することというのは、まずないからです。
学校や他の塾や予備校の先生方も、「合格速報 ○○大○名合格」と出す裏で、苦杯を呑んだ生徒達のことを思い、歯を食いしばっている方が大勢いらっしゃると思います。
ブリリアンスでも今回、本番で自己ベストを記録して難関を突破した生徒もいる一方で、合格できる実力を持っていながら、様々なトラブルから苦杯を呑んだ生徒がいます。
私はその生徒がどれだけ頑張ってきたかを知っていますし、予期せぬトラブルの中でも、最後までベストを尽くし抜いたことも知っています。
私も生徒を試験に送り出す直前までは、できるだけの指導はやったと思えても、いざ結果が出ると、自分の指導はあれで良かったんだろうか、もっとできることはなかっただろうかと、悔いて迷い始めます。
本当に申し訳なく思いますし、その生徒に掛けられる言葉もなかなか見つかりません。
しかし、歯を食いしばりながら思うことは、学ぶ力とはきっとそのような状況の時にこそ、その真価が試されるということ。
多くの成功者がそうであるように、そこから学んで立ち上がった人だけが、道を開いていくということ。
自信をなくしたり、目の前の道が途方もなく遠く感じられるかもしれません。
でもこれまで頑張ってきたことや、成長してきた自分がすべて失われるわけではありません。
自分が成し得たことと、足りなかったこと、両方を静かに見つめることだと思います。
あなたなら、できる。
私はブリリアンスの全ての生徒を心から誇りに思います。