先日、個別指導案内の実績のコーナーにある、生徒の成長の軌跡を描いたグラフを2年ぶりに更新しました。
生徒の成長の軌跡 2017版
2年前にブリリアンスのWEBサイトをリニューアルした際、ブリリアンスらしく「実績」を表現する方法はないかと考えた結果が、このグラフを用いた手法でした。
大手塾でよく見かける、○○高135名合格とか、Aくん学年45位→3位みたいな「実績」の表現方法は、威勢は良いけれど、生徒1人1人の人格が数字に置き換えられてしまうようで、少し嫌な気持ちがしていました。
数字の裏側には生徒1人1人の物語が必ずあって、そこを描かなければ、ブリリアンスの教育理念を反映した「実績」にはならない、そう思いました。
人が成長していく過程においては、調子の良い時ばかりではなく、調子の悪い時が必ずあるものです。
そしてそれを乗り越えて、再びたくましく伸びていきます。
今回掲載した2人の生徒の学習の軌跡にも、「うまくいかなった」跡が残されています。
そして実際には、このグラフには書き切れなかった、たくさんの悔しさ、不安、決断、喜びがありました。
そこまでを描くとグラフがあまりに複雑になってしまうので割愛しましたが、このグラフの奥には、そのような細やかなこころの「振動」があるのだと思って見て下されば幸いです。
この2人は特にそうでしたが、良い時も悪い時も必ず自主的に成績表を提出してくれる生徒は、私の今までの経験上、かなり高い確率で合格していきます。
自分の出した結果とちゃんと向き合い、信頼できる人にそれを開示すること。
そうすることで、次への対策も立てやすくなりますし、良くても悪くてもそれに囚われず、気持ちを切り換えることができるからなのでしょう。
新しく掲載した2人のグラフが、今通ってくれているブリリアンス生、そしてこれから来てくれるであろう新しい生徒の皆さんの希望と励みになることを願っています。