新年度が始まりましたね。
3月21日の春分の日を超えたあたりから、受験生の合否も出揃い、ようやく2017年度の総括を始めることができました。
ブリリアンスの2017年度の受験生は、保守的な選択ではなく、攻めの受験校選択をした「チャレンジャー」が多かったです。
結果として滑り止め校に通うことになろうとも、浪人することになろうとも、自分が本当に行きたいと思う学校に出願し、闘うことを決める。
強い気持ちとご家族の理解がなければなかなかできないことです。
でもそれを選んで、皆、果敢に闘いました。
ブリリアンスもその選択を応援しました。
その選択が、生徒一人一人の気持ちや個性に合っていたことに加え、人によってはセンター試験や模試などで、飛躍的な結果を出していたからです。
以下にその結果の一例を挙げます。
〔大学受験生〕
☆センター本試でゾーン状態に入り、今までに出したことのない驚異的な結果を出したAさん(約1年在籍)
〈8月全統マーク模試〉 → 〈1月センター本試験〉
数学ⅠA 61点(偏51.0) → 93点(偏63.2)
数学ⅡB 70点(偏62.0) → 96点(偏69.8)
化学 56点(偏52.7) → 87点(偏61.9)
☆基礎を着実に固め、センター本試では手堅く得点し、総合でも自己ベストを大きく更新したBさん(約1年在籍)
〈8月全統マーク模試〉 → 〈1月センター本試験〉
数学ⅠA 66点(偏54.0) → 82点(偏63.2)
数学ⅡB 56点(偏55.4) → 79点(偏62.1)
物理 56点(偏53.6) → 90点(偏61.6)
〔高校受験生〕
☆受験期にオリジナルの知識まとめノートを5冊作り、勉強法を確立していったAくん(約2年在籍)
〈8月統一模試〉 → 〈2月統一プレテスト〉
理科 55点(偏54.3) → 73点(偏62.3)
☆2年生のどん底から這い上がり、意志の強さと積み重ねで実力を大きく開花させたBさん(約1年3カ月在籍)
〈中2 校外模試〉 → 〈中3 校外模試〉
数学 偏差値39.7 → 偏差値64.3(学年3位!)
以上のように、生徒によっては飛躍的な結果を出していたこともあり、自分の実力より数段上の学校であっても、自分の潜在能力を信じて、闘いを挑んだケースが多かったのです。
そして蓋を開けてみればやはり、2017年度は笑顔と悔し涙の入り乱れる結果となりました。
私自身も、悔しい結果に終わってしまった生徒と一緒に積み重ねてきた時間を思うと、涙がこみ上げてくる瞬間がありました。
しかしながら、何が本当の勝利なのか?ということを考えさせてくれる結果でもありました。
皆が、その時点での自分の実力と同等かそれ以下の学校に出願するという保守的な選択を取っていれば、ここでは「全員合格でした!」と報告できていたかもしれません。
しかし、それではその合格を「勝利」とは呼べない人も少なからずいたことでしょう。
かく言う私も、大学受験で「勝利とは呼べない合格」をして、数か月苦悶し、再チャレンジをした人間です。(詳しくは講師プロフィールをご覧下さい。)
勇気を出して自分の理想を追求できた人は、たとえその時は負けたとしても、悔しさも含めてその一連の経験を「経験知」として身に刻むでしょう。
そして、未来のある地点において、その「経験知」がなければ、今の成功は成し得なかったと思う日が来るかもしれません。
そういう意味では、「勇気ある敗北」を「人生における勝利」に変えるのは自分次第だとも言えます。
先日、ブリリアンスを卒業し予備校で1浪していたある生徒が、「早稲田大学に合格しました!」と明るい声で報告してくれました。
その生徒とは、断続的ではあったものの、高1の時からの付き合いがありました。
私はその生徒の高校時代の苦悶・苦闘の歴史を知っていたので、素晴らしい逆転劇とも言えるその報告は、私にとっても大きな希望となりました。
2017年度のブリリアンス卒業生たちも、きっとすべてを「経験知」に変えて、自分ならではの輝かしい未来を切り開いていってくれることと思います。
挑戦したすべての生徒に祝福の気持ちを込めて。
☆2018合格おめでとう!☆
(公立) 山口東京理科大学
薬学部
(私立) 福岡大学 薬学部
鹿児島市立玉龍高等学校
鹿児島実業高等学校 文理科 英数コース
樟南高等学校 普通科 英数コース
鹿児島高等学校 英数科 英数コース
鹿児島修学館高等学校
鹿児島修学館中学校