学習サロン ブリリアンス

“Turning Points”~医学部受験を経験して 第2回「学習は追い込みの質が大切」

ブリリアンスの元受講生で、県外での1年の浪人生活を経てこの春に多数の医学部医学科に合格した方が、詳細な医学部受験記を書いて下さいました。

今回はシリーズ第2回、「学習は追い込みの質が大切」と題して、その方の高3時代と1年間の浪人生活における生活リズムのレポートをお送り致します。

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 〔勉強時間を増やすことに躍起になっていた高3時代〕

現役時の生活リズムを一言で表すと、「身を削りに削っただけ」という感じです。現役時は、いくつか塾や自習室を利用させていただいていましたが、ここでは高校3年の時に絞って振り返ろうと思います。

私は高校3年になる少し前からブリリアンスにお世話になっていました。

最初はブリリアンスと近所の予備校の自習室に通っていたのですが、勉強時間をもっと増やしたいと思い、自宅の近くにある深夜0時まで利用可能な自習室に通っていました。

私の通っていた高校では、3年生はセンター試験まで朝7時20分から早朝指導があったため、深夜0時まで自習室にいるとなると睡眠時間は4時間ほどになっていました。

正直に言ってきつかったです。

しかし、公立高校の生徒である私はライバルである私立中高一貫校の生徒や浪人生よりも圧倒的に不利な立場に立たされていると思っていたので、その差を埋めるためにどうにか勉強時間を確保しなければと躍起になっていました。

今思えば、身体的にきついと感じていながらも、なかなか実りを感じられない、ただただ苦しい生活を送っていたように感じられます。

〔質を意識した学習ができた浪人時代〕

浪人時の生活リズムを振り返ると、身体的な負荷はあまり感じられなかったものの、質を意識した学習をすることができたのではないかと思います。

私が通っていた予備校では月曜日から土曜日までは午前8時50分から午後10時まで(9月からは午後11時まで)、日曜日は午後1時から6時まで授業または義務自習があり、休みは年12日でした。

ただ、寮生活をしていた私は、休みがあっても特にすることがなかったので、日曜日の午前中や休みの日はほとんど自習に通っていました。

現役時の反省もあり、入試本番が近い時期には、あまり体に負担をかけないよう心掛けていましたが、秋ごろまでは少しは負荷をかけても気合で乗り切れると思ったので、義務自習中は絶対にやらないといけないもの(授業の予習や宿題など)を敢えてせず、授業の復習や自分で買った参考書や問題集に取り組むようにしていました。

絶対にやらないといけないものには、予備校から帰った後に取り組むようにしていました。

〔学習は「追い込みの質」が大切〕

現役時と浪人時を振り返ると、「追い込みの質」が大切なのではないかと思います。

無理してたくさん自分を追い込んでも、質が伴ってなければ事態を悪化させるだけです。

質を意識すると、充実感のある追い込みができるように感じます。

しかし、がむしゃらに追い込む経験は大切だと思います。

その経験なしに、「ほどよく頑張ろう」なんて思っていても、ただの甘えにしかなりません。

思いっきり無理をしたり、思いっきり頑張ったりする経験は、のちのコントロールの質を高めるのではないかと思います。

自分の心や体をよく見つめるよう心掛け、あまりにもきついと感じた時に「少しコントロールしてみようかな」と切り替えることが大切なのではないかと思います。

⇒ 第3回数学・向上心を持つに続く

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Author 1センチちょっと前(鹿児島県立鶴丸高校卒)

鹿児島大学 医学部 医学科 東京慈恵会医科大学 医学部 医学科 他

医学部 医学科 多数合格 英検準1級取得

〔高校3年時〕学習サロン ブリリアンスにて数学・物理の個別指導を受講

地元の予備校および地域の学習塾の自習室を利用

〔1年間の浪人時〕県外の医進予備校に在籍

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