いつもご愛読ありがとうございます。白濱です。
ブリリアンスは、8月30日まで夏期講習期間でした!
コロナ禍で学習に不安を抱く生徒も多い中、ブリリアンスの生徒はそれぞれ目標を掲げ、力強く学習を進めていました。その姿に、我々スタッフもなんとか生徒と共にこの苦難を乗り越えねばと試行錯誤の日々でした。
その中でも今回は、私が担当致しました夏期講習で行った特別授業の『英単語暗記』について、お話ししたいと思います。
英単語暗記の授業とは?
『英単語暗記』の授業がどういうものかというと、『単語帳を用いて、決めた単語数を講師と共に様々な工夫をしながら覚えていく』というものです。
この授業を今回開催した大きな理由は、私自身英単語の暗記に苦労をしてきたという苦い思い出からでした。それに加え、単語をしっかり暗記することで英語力において大きな底力になることを、この苦難を乗り越えて知ることができたからです。
それでは、授業がどのように進められたのかをご説明しましょう!
生徒は、講師と相談をしながら、自分はどれくらいの期間で何単語覚えられるのか、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、そのコツを掴んでいきます。そして、暗記してきた単語を口頭試問で確認してもらい、覚えられない単語の暗記のヒントを貰います。
基本はこのような形態になりますが、生徒によって様々な暗記法を試していきます。
暗記は根性?
「暗記を手伝って貰う?暗記は自分の努力次第でなんとかなる!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。自分で暗記ができない人は、「根性がない・怠けているのだ」と・・・。
私も、学生の頃はそのように悩みました。ですが、そうではないと、当時習っていた英語の先生から学びました。この勉強法は、その先生の教えをもとに、より改良を重ねたものです。
実を言うと、暗記が苦手なひとは、自分の覚え方の入り口を知らないだけなのです。根性がないからとか、怠けているからでは決してありません。
入り口を知れば、誰だって、暗記の道が拓けます。ですが、その入り口を見つけるのもひと苦労…その入り口を探すお手伝いをするのも私共のお仕事です。
覚え方の種類
覚え方は人それぞれで、ひと口に『暗記』といってもやり方は様々で、今回授業をさせていただいた中でも、本当に奥深いものだと再確認させられました。
今回、私が受け持った生徒においても
- 寝る前だと覚えやすい子
- 1ページずつしっかりと覚えていく子
- アプリを使ってクイズ感覚で覚えていく子
- 単語帳の派生などを整理すると覚えやすくなる子
と、様々でした。自分に合った暗記法を、すぐに見つけられる子もいれば、なかなか見つけ出せない子もいました。そんな子には、本人から勉強法について話を伺い、色々な覚え方を提示していきます。
そのなかで、自分に合った方法を自ら見出していきました。
なぜ口頭試問なのか?
私は、この時間が共に学ぶ上で、一番貴重だと思ってます。
単語帳にある訳を、文字通り覚えることが重要ではないのです。その単語にあるイメージやニュアンス、色を自分の中で掴むことは、英語力を上げる上で最も大切です。
口頭試問を行いながら、同じ訳でなくてもイメージがわかっていればOK、つまずく単語があれば、ジェスチャーや絵をヒントにイメージを覚えてもらいます。
そのジェスチャーや絵を見て、一緒に笑い、その英単語にエピソード記憶が加わるのです。
それぞれの学びと成果
今回の夏期講習の結果として、英単語暗記の授業を受けてくれた生徒も、始めはなかなか覚えられませんでしたが、それぞれの得意な暗記法、それぞれのペースを見つけ、
多い子で1500単語を約1月で覚え切りました!
生徒が勉強をしていく中で、次第に増えていく笑顔にたくさんの元気をもらいました。
勉強とは、確かに沢山の苦しみがありそれを乗り越えて達成するものでもありますが、その道の途中に少しでも笑顔があることで、苦しみを乗り越えるための、心の糧になるのではないかと私は思います。
『教える』とは、知識や知恵を授けることを指すと思っていましたが、生徒の自ら学ぶ力を信じて、入り口を一緒に探すことも大切な『教える』であると学んだ、夏期講習でした。