いつもご愛読ありがとうございます!白濱です。
今回は、運命が切り替わるターニングポイントについて、お話ししたいと思います。
少し、昔のお話です。
私は高校生の頃、弓道の試合前日に弓が折れてしまったことがあります。
その時の試合は、学年最後の試合だったこともあり、なんとか一本でも矢を当てたいと気合いを入れて練習を積み重ねてきていたため、このトラブルはとてもショックでした。
しかし、なんとかするしかないと翌日の朝早く行き、無心で先輩の弓を借りてギリギリまで練習をします。その結果、持ち矢を全部当てる「皆中」を達成出来たのです!その瞬間の記憶はなく、試合開始ギリギリまで練習をしたことだけを覚えています。
また、ピアノの発表会にむけて、練習をしていた時のことです。
指がうまく動かない箇所があり、なんとかそこをうまくきれいに弾きたいと思い、発表会のことは忘れ、その夜はそこだけを何度も指に覚えさせました。
すると翌日、もう一度通し練習をするとうまく弾けるようになっていたのです。
最後に、英語の試験のお話です。私は、英語が大の苦手でした。
当時数学は好きでなんとか良い点数が取れるのに、英語だけが足を引っ張っていました。英語も良い点をとってみたい!と思い、テスト前日最後の6時間ほどの勉強時間を英語に全部当てて、とにかくひたすらに範囲の演習と暗記を行いました。
そうすると、その回の定期テストでは英語で学年1位になれたのです。
これらの経験から、何かトラブルに見舞われたり、苦手でどうしても手が出なかったりしている時、自分のベクトルを良い方向に切り替えるターニングポイントが隠されていることに気づきました。
それは、「短い時間で無になる時間を作っていた」ことです。
これらの経験を振り返ると、弓道の試合前の練習やピアノの前日の練習、英語の勉強も詳細にどのようにしたという手法は、全く思い出せません。
ただ、ポジティブな未来も、ネガティブな未来も想像せず、ひたすら目の前のことをやったことだけは覚えています。
これは脳科学的に、いわゆる「ゾーン」に入ると言われていて、「短い時間で無になる」という方法は、脳に程良いプレッシャーを与え、脳の「回転数」を極限まで上げることで、βエンドルフィンを放出させて、「ゾーン」へと導くのです。
この経験と脳科学的裏付けを知ってから、何かトラブルがあっても、「よし!ここでどうするかがターニングポイントだ!」とわかるようになり、「なんだか楽しくなってきた!」と思えるようになりました。
もしもトラブルがあったり、少し停滞しているな、と思ったら是非試してみてください。
それは運が悪かったり、自分がダメなのではなく、素敵なターニングポイントがもうそこにある証拠です!