こんにちは!
ブリリアンススタッフの藤良です!
今回は、中学理科を得意科目にする方法の第二弾として、記述問題・計算問題の取り組み方について触れようと思います。
〈記述問題〉
記述問題では、得意な人も不得意な人も、まずは次のことに取り組んでみましょう。
- 模範解答のマネをする
- 模範解答を一回は丸覚えする
これが効果的だと思うのには理由があって、中学理科の記述は、基本的・本質的なことを問う問題が多いため、同じような問題や模範解答がいくつも被って登場することがたくさんあります。
つまり、同じような問題を解く度にじっくりじっくり考えることよりも、その都度出題者の意図を的確に捉えた解答を押さえておくことの方が有効だと思います。
また、私が(1)(2)の方法を勧めるもう一つの理由は、模範解答の口調や模範解答で使われている漢字を定着させるべきだからです。
理科の記述問題の模範解答の表現というと、中学生の中には大人っぽく感じる人もいるのではないかと思います。
しかし、これが高校入試のスタンダードになるというのは紛れもない事実です。
採点基準は高校にもよるかと思いますが、教科書で漢字表記で書かれている言葉は漢字で書くのが当たり前です。
ここで減点されてしまうのを防ぐためにも、解答の口調や漢字を一度再現してみる過程は重要なのではないかと思います。
ただ、全て何も考えずに暗記に走れと言っているわけではなく、この方法はあくまで定着させるための問題演習の段階での話です。
初見でわからなかった記述問題は、一度は自分の頭でしっかり噛み砕きましょう!
〈計算問題〉
計算問題は、解ける問題と解けない問題とでアプローチの仕方が変わるので、それぞれに分けて説明します。
・解ける問題
スピード感を意識して解きましょう!
のんびり解いてもさっさと解いてもやることは変わらないので、さっさと解いて、本番で2回目・3回目の解き直しをする時間を作りましょう。
また、計算に使った立式や筆算は残しておき、採点や見直しの時に一緒にチェックする習慣をつけておきましょう。
・解けない問題
3分程度は自分の力だけでとにかく粘ってみましょう。
知ってる法則や計算方法でどうにか解決できないかどうか、果敢にチャレンジしてみましょう。
採点する際には、自分が解説のどこまでわかっていて、どこからかわからなかったのかを確認しましょう。
これができる人は理科以外の教科でも伸びる人です!
そして、次に解く時には完答できるように解法をしっかり理解し、解けるようになるまで何度でも繰り返し解いてみましょう。
中学理科を得意にする方法は以上になります。
いかがだったでしょうか?
当たり前のことじゃんって思う人もいれば、厳しすぎるって思う人もいるかもしれませんね。
ただ、私は中学生時代これを実践して理科を得意にすることができ、高校に入って物理がすごく難しく感じた時も、「私は理科が得意なんだからできる!」と意地になって諦めずに勉強できた気がします。
理科を得意にしたい人、ゆくゆくは理系の学部に進学したい人は、ぜひ実践してみてください。
補足
そして補足ですが、今回の記事を読んだ人の中には、「じゃあ理科の点数をとりあえず80点くらいにしたかったらぜーんぶ暗記に頼っちゃえばいいんだ!」って思った人もいるのではないのでしょうか?
中学校にいる間の成績を上げるためには、あながち間違いではないのかもしれませんね。
ただ、私としてはおすすめできないのが正直なところです。
特に、高校で多少なりとも勉強する人は尚更です。
高校に入ってからの理科(文系・理系に限らず)で、中学理科レベルの思考力がなければほとんど解決できない場面が必ず訪れるからです。
効率的な点数の上げ方を教えておきながら非効率なことを勧めているようで心苦しいのですが、高校に入ってからも頑張りたいと思っている人は、計算問題の思考力を問う問題も手を抜かないでチャレンジしてみてはどうでしょうか?