いつもご愛読ありがとうございます！白濱です。
3年前に、釧路高専を受験し見事合格を果たしたTくんが3年ぶりに訪問してくれました！
そんなTくんの合格体験記と、高専での生活ぶりを今回はお届けします。
高専を志願した経緯
私は勉強が嫌いな中学生でした。
一般高校でただ5教科を学び続ける生活は、私にはとても続けられるものだと思えなかったのです。
高専では生徒とは呼ばれず”学生”として扱われます。
この点こそ高専の一番の特色とも言えるでしょう。
ご存じの通り高専の規則は大変緩く、学生は多くの責任の対価として自由を手に入れているのです。実社会へいち早く適応するという意味で一般高校とは比べものにならないほど自主性が身に付くでしょう。
それに加え、高専では一般科目の他に情報・機械・電子・電気・建築といった専門学科に分かれて学びを進めます。
自分の将来を見据えて早くから専門的な物事を学べるという点は自分が社会へ出た時に一番のアドバンテージにできます。ご存じ高専の就職率は100％であり、卒業後は大学４年に編入し進学を目指すことも可能なのです。
ここまでもっともらしい高専のメリットを挙げましたが、私に重要なのはただ一点、生徒の私生活にまで干渉する一般高校とはまるで違う自主性の存在です。
私が高専の一般公開で感じたその雰囲気こそが私を高専へと駆り立てたのでしょう。鹿児島高専には通らずとも私は諦めず北海道釧路高専へと進学しました。場所の後悔はあろうとも高専という道を選んだ後悔をしたことはありません。
もしも今の自分が持つ興味を仕事に、そしてさらに極めてみたいのなら高専は最高の学舎となるでしょう。
高専は技術を教え、エンジニアを育成する場所です。それら技術をどう応用するかは自分次第であり、どのような道を歩んだとしてもここで得た経験や資格たちが役に立つでしょう。
その点からも私はどの学校より将来性のある学校だと思います。
ブリリアンスで学んできたこと
中学受験からもここブリリアンスにお世話になっています。
ここに来るまではとある大人数授業型の塾に通っていました。そこでは生徒を置いて行くような授業スピード且つ膨大なテキスト量で私は圧倒されてしまいました。
一対一の個人授業は苦手と思っていたのですが、ここブリリアンスでは大手さんにはない親しみやすい雰囲気の教室と先生方のおかげですぐに馴染むことができました。先生方も積極的に休憩室を利用されて、誰でも気軽に使いやすいと感じていました。
学習面でも友人のような雰囲気で授業がなされ、こちらの緊張も少なく課題に集中できました。気を張った勉強時間よりリラックスしながらの勉強の方が効率が良いのは常識です。
先生方も常に学ぶように相互に授業を進め、受講者の積極性を引き出すような時間を過ごすことができました。自習室の雰囲気も良く、カフェのように落ち着いて集中できる空間が提供されています。
高専で今学んでいること、学生生活について
私は現在釧路高専にて機械分野を専攻しています。初めての北海道でカルチャーショックは一ヶ月続きました。
まず景色に圧倒され、無限に続く直線を自転車で進む時は今でも絶望します。
釧路高専は二次募集実施校と言うこともあり、私も含めて全国から学生が集まる学校です。制服を着ていた頃にはまるで想像していなかった学校生活を送っています。
学生を置き去り自分は特急で先に進む教授も少なくありません。
その中で皆協力して必死に食らいつこうとするのも苦しいですが、達成感のあるものです。一般高校にはいない多彩な人材が生徒、教授陣ともに在籍しています。
一般教科では普通高校で教鞭を執っていた方も多く分かりやすい講義が行なわれていますよ！自分の興味次第でいくらでも深い専門的な内容の話を聞くことができるでしょう。
厳しい先輩方は少なく、皆さん余裕のある態度で接してくださいます。
高専は赤点が６割であることが知られていますが、定期試験はそれほど厳しいものだとは感じません。必死に勉強せずとも６割は保証できるものが出されているイメージです。
しかし留年者が多いことも事実であり、自分の学力を見極めることが重要でしょう。
専門分野は実践的なことも多く、学習内容と照らし合わせて学べることで入学後の満足度は高いと感じます。
寮生活も最低限のルールがあるのみで自由度がとても高く娯楽等の制限はほとんどありません。自分を律することが出来なければこの学校をストレートに生き残るのは厳しそうですね。自分含め…
当時担当コーチ白濱より
彼は当時中3でありながら、合格体験記にもあるように非常に自立性のある生徒さんでした。自分の学習に良い部分も悪い部分もしっかり責任感を持っていて、高専で学んでさらに大人になっていてとても驚きました！授業以外の演習の時間も、スタッフ皆でカルテを通して励まし合いながらの受験でした。
「高専に行ってバイク(ニンジャZX-25R)に乗るんだ！」という夢を持ちながら頑張っていたTくんを今でも思い出します。卒業した年には、ブリリアンスのHP用写真を撮影しにきてくれました。HP上の写真は、全てTくんが撮ってくれています😊そんな彼が、3年越しにバイクに颯爽と乗って訪問してくれてとても嬉しかったです！
遊びに来てくれてありがとう！