いつもご愛読ありがとうございます、白濱です。今回は、私の「本音」を少し書いてみようと思います。
ブリリアンスで働き始めてから、たくさんの子どもたちに出会いました。
数学、理科が苦手でブリリアンスを訪れる子がほとんどですが、卒業まで誰ひとりとして同じ学びを辿る人はいません。
中学生から高校生は、心の感じ方もどんどん豊かになり、
学校生活の中で、はたまた、お家から学校までの道のりの中で、様々なことを些細なことから一大事まで、興味をそそられ、色々なことを感じ、新たなことを知っていきます。
ブリリアンスで、自習の休憩時間や、授業終わりの雑談で、子どもたちの今日新しく感じたこと、驚き、感情を聞く時間がとても大好きです。
ブリリアンスは、子供も大人も対等に対話を重ねます。お互いに自分でも気づかなかった本音がポロッと出てしまう、新しい自分に気づいてしまう不思議な場所です。
その中には、初めて経験した辛かったこと、悲しかった事、今の自分では処理しきれなかった出来事を聞く事もあります。例えば、進路だったり、人間関係、親子関係や体調不良に悩んでいることも。
そんな時は、勉強も手につかない状態になっています。学びたくても、学べないのです。
だけど子供たちは、どんな時も「学生として正しくあること」を求められます。
勉強が手につかないのは当たり前で、心が整ってはじめて勉強ができる状態になるのです。
人生これから長く生きていけば、そんな時期はどんな人でも必ずあると思います。大人だって、仕事や家事や子育てが手につかなくなるほど心がいっぱいになってしまう時があります。
私も、学生時代にはいじめられていた時期や、自分は何のために生まれ何ができるのかと進路に悩んだ時期、両親との関係で悩んで家に帰りたくなかった時期、体調を崩し学びたくても学べない時期がありました。
だからこそ、「何もできない時期だってあっていいんだ」ということを知って欲しいし、そんな時に周りにどうやって助けを求めたらいいかを学び、ちゃんと休んで、心を元に戻し、勉強が出来るようになったら全力でまた頑張ればいい。
中学、高校の6年間でずっと順風満帆、何も悩まず過ごす人はいないでしょう。
これまで色々なことを感じ、経験し、楽しかった事も、苦しかった日々もあったかもしれない。だからこそ、卒業の日を迎えられたことを、ただ褒めてあげたくなります。
合格してたって、もしものことがあったって、子供たちが自分を信じて頑張ってこれたなら、どちらも未来も明るいに決まっています。
そうやって、子どもたちの卒業までの素晴らしい時期を一緒に過ごせることが、私はこの仕事をしていてとても幸せなことです。