今回は、「ブリリアンスの多様性への寄り添い方」というテーマで、代表の西野先生と白濱先生が対談をしていきました!その様子をお届けします🌟
学習サロンブリリアンス 代表
西野 雄士(にしの ゆうし)
鶴丸高校出身・京都大学理学部卒業
指導歴:20年
代表代理 / コーチ
白濱 衣麗 (しらはま いより)
鶴丸高校出身・早稲田大学人間科学部eスクール在学
指導歴:4年
対談のダイジェスト版📝を、ブログではお届けします!👨🏫👩🏫
白濱が感じてきた、ブリリアンスの印象
対談の第1回目ということで
今日は白濱先生がブリリアンスに入ってから、 ブリリアンスがどんな風にして「生徒たちの多様性とか個性に寄り添ってきたか」
そこを聞きたいなと思うんだけど、どうでしたか?
私が一番思ったのは
「塾らしくはない」とすごく感じていて
「塾らしくない」
ブリリアンスに元々惹かれたのも、「結果を出さなきゃ居られない場所」じゃなくて
今は何か足りないところがあるかもしれないけど、「そのままの自分で、通っていい」と思える場所だなって、思いました。
授業で心掛けていること
白濱先生も生徒の指導を2019年から始めるわけだけど、 「生徒への寄り添い方」について、指導の時に何か心がけたり意識したりしたことがありましたか?
最初指導し始めた時は、
与えられた60分という時間で、自分がこの子達にどういう知識をあげれるのかなとか、頂いてる受講料の分、自分が持っている知識をあげなきゃっていうのに必死すぎて
うんうん
仮に、同じ教科で同じ単元を求めていても、その子にとってどういう授業が本当に良いものなのかは、全く違うなというのをすごく感じています。
そうだね
私が一番感じているし心掛けていることは、
授業を受けるモチベーションじゃない日が、あってもいいと思って授業しているところがあって
なるほど
人間だから、毎回毎回100%のやる気と100%の理解力で授業に臨める訳でもないだろうし、 その人リズムに寄り添っていい時は「よし!いっぱい頑張ろう!」
あんまり調子出ない時や、勉強以外に心が割かれている時には、 まずそれを解決したり、癒されるように話をするとかっていうのを心がけているかなって思います。
私もずっと指導してきているので分かるんですけど 人間っていつも一定の状態じゃなくてやっぱり波があるよね
そうですよね
凄くやる気に満ちている時もあれば、本当に色々なことに疲れ切っている時もある。 それでも塾に来て頑張ろうとしてくれる。
その時に私自身もこう、その生徒の呼吸と状況を読み取って必要なことを その時に提供できるのが個別指導だと思ってやってきています。
多様性に寄り添う工夫
白濱先生なりに、その生徒の状態を読み取ったりする中で こういうことを工夫しているとかっていうのはありますか?
私が何を与えたいかっていうよりはその子が何を渇望しているかを見る方が大事なんだろうな っていうのはすごくあとから気づいて
うんうん
学習相談を受けた時、 自分的にはこういう学習をした方が良いかもなという”解”は持ちつつ、 その子が本当は何を求めているかをよーく見ながら その相談の後ろにある「願い」みたいなのを すごく読み取るようにはしてるかなっていうのはちょっと思います
なるほど
代表に前相談した時に、言ってもらった言葉でちょっと気が楽になった言葉が、
「ひとつでも何かその子が持ち帰ってくれたら、授業はそれでいい」 っていう話をしてもらった時に
ありましたね
それはすごく心の指針にいて
今日は何か自分が持ってきたものと、その子が求めてるものが違うなって思う時には
その子が欲しいと思っている「本当の願い」の方に一つでも”解”をあげられたらっていう想いで 授業をしてるかなって思います。
生徒の変化とは...?
そういう指導していった結果、生徒ってどんな風に変わっていくものですか?
例えば、全然勉強にやる気が無い時に、「やらなきゃ駄目だよ」っていう勉強を強制する指導だと、多分塾に来たくもなくなると思うんですけど
うんうん
そういう子が来た時には、「勉強やりたくないよね」「勉強大変だもんね」っていうような形で寄り添って、その子が本当にやりたいと思うこと、例えば絵を描きたいとかしてるうちに
ほう
一緒にお話をしたり、絵を描く私の姿から、自分の姿をメタ認知して
「あれ?結構遊ぶこともしたし、勉強もちょっとやらないといけないかも」
って自分から勉強する気持ちが芽生えてくる瞬間が結構見えて
うんうん
「先生、数学やりませんか」
と言ってくるので「じゃあやろう!」って一緒に取り組んだりします。
なるほど
お話をしたり、絵を描いたりしたかもしれないけど、最後自分でやりたいと思ってやれた30分の学習と、ちゃんと勉強しなきゃ駄目だよって言われてイヤイヤ取り組んだ60分と、その学習効果の差は結構大きいだろうなと思っています。
ひとつの授業の中で、最初にその生徒の内面とか心とかを整える。そして、勉強に行ける態勢を作るということを大事にされていると
そうですね
それで1時間の授業がひとつ成就する。それを積み重ねていくと生徒ってどういう風に変わってくると思いますか?
「勉強をやりたくない自分もいるな」とかって、多分視点がどんどん上がってくるような気がすごくしてます。
ほう
勉強をやれない時の自分もいるし、そういう時の自分との付き合い方も分かってきて
うまく自分自身をコントロールして、 やれない時を否定せず、 自分らしく自発的に勉強できるようになっていくような成長していってるなと思います。
高校生の指導について
高校生は特に、忙しい3年間を送っている人達が多いと私は認識してるんですけど、 高校生の指導において、生徒達の多様性・個性に寄り添う指導で、何か工夫されていることだったり 逆に生徒さんたちにこういうアドバイスをしてる、でもいいですけど何がありますか?
学習法に関するアドバイス
勉強法で本当に苦しんでいる子達で考えると、
私自身もそうだったのですごく思うんですけど、中学校までって「塾とかでたくさん課題を与えられて、とりあえずそれを真面目にこなしていれば志望校に合格できた!」とか「ある程度成果が上げられた」っていうその成功体験がたくさんあって
うんうん
じゃあいざ高校に入った時に「予習やりなさい」って言われても
「予習ってどうするんだっけ?」っていうのは誰も教えてくれなかったりとか
なるほど
じゃあ英単語を覚えなさいって言われても、 「英単語の覚え方とかペース配分って誰がしてくれるの?」ってなる人がすごく多くて、ブリリアンスに来る子でもやっぱりそういう悩みというか、そこでもがいてる子もすごく多いと思うんですよね。
そうですね
私は高校時代、それでもがいて正解が分からず3年間を過ごしちゃった感じだったんですけど
そういう子達には、「予習はこうやったらいいんだよ」とか「やり方が何種類かあって、自分に合ったやり方を選んで良いんだよ」 っていう話をするようにしてます。
なるほど
「学び方に正解なくて、自分で形を作れば良いいから、私から言われた方法だけじゃなくて、他の先生とか本とかで読んだやり方で面白いやり方あったら教えてね!」 って話をよくしますね
いいですね
保護者の方とのコミュニケーション
保護者の方と子供の間でコミニュケーションが取れてなかったりとかあると思います。
私も高校の時にはそんな時期がありました。
みんな経験しますよね
親御さんも、塾に通わせることで、その子を苦しめようとかは全く思ってなくて。 その子の為にと思って与えてる愛情のボールが、歪んだ形でその子に届いてしまうことがあると思うんですよね。
うんうん
例えば、親御さんの愛情のボールを私たちがそのまま受け取って、 「じゃあ数学の学力を上げるために詰め込んで、1日に何百題と解かせてやります!」 っていうのは多分歪んだ愛をそのまま受け渡しちゃうことになるので
そうだね
せっかく親御さんが、
「この子になんとか将来良くなって欲しい、未来輝いて欲しい」
って思うその愛情のボールを、うまく変換して伝えれるようにっていうのをすごく感じます。
うんうん
生徒たちから恥ずかしくて伝えられないけど、
「実はすごくお父さん、お母さんのことを尊敬している」
とか
「本当は感謝している」
とかよく聞く話なので、
そうですね。私もよく聞きます。
保護者面談では、学習に関することだけでなく、そんなお話もお伝えできる範囲で、保護者の方にお伝えできるように心がけています。
今回は前編をお送りしました!🌿続きは、来週またUPされますので、ぜひお楽しみに!🌟