保護者の方にかわいらしいお菓子の詰め合わせを頂きました。かえるとかたつむりが仲良く傘をさしているバケツの中に、焼き菓子が詰まっています。雨の日だからこそ映える、粋で楽しいラッピングです。
この詰め合わせには、お菓子だけでなく、心がいっぱい詰まっている気がしました。
「こういうラッピングをしたら、梅雨のじめじめした気分も明るくなり、お客さんは喜んで下さるんじゃないだろうか」と思って企画製作したお菓子屋さんの心。
「先生はかわいらしいものがお好きなようだから、きっと喜んで下さるんじゃないだろうかと思いまして」とおっしゃって、私にこのお菓子を渡して下さった保護者の方の心。
この詰め合わせには、そういう「相手に喜びを届けたいという心」がいっぱい詰まっているような気がします。そしてそのような「喜びを届けたいという心」は連鎖するんでしょうね。私も頂いた喜びを誰かに届けたくて、今このブログを書いてるわけです。
おそらく、このお菓子の詰め合わせはよく売れていて、お店も繁盛していることでしょう。私以外にも、様々なお客さんの所で「喜びを届けたいという心」の連鎖が起こっているはずです。そしてその始まりはお菓子屋さんのちょっとした想像力だったと思います。まるでベーキングパウダーのように、想像力は「贈りものがもたらす喜び」を何倍にもふくらませてくれる魔法の力を持っているんですね。